「直島へ行って来た物語」 前編

海は穏やかである。
宇野港から直島へフェリーで15分。遠くに見える四国の山並みは、白く青く空へと溶け込み、
海との境は幽かである。
花粉症の季節にはまだ早いのに、甲板に出るとクシャミが止まらない。今はまだ真冬である。


直島行きのフェリー

さて、過日、北海道から一人旅の青年が高松営業所を訪れ、
帰り際「直島を観てから帰ります」とのこと
『what‘s 直島?』
知らなければそこに何も存在しないのが情報である。
早速インターネットで調べてみると、地中美術館・ベネッセミュージアム・家プロジェクト
なんかすごいものが其処にはあるらしい。
『行ってみよう!直島へ』,美ギャルとの出会いもあるかも知れない。
(美ギャルは沢山いたが、出会いはなかった。)
という訳で、今回は、「直島へ行って来た物語」なるものをご披露いたします。

直島宮浦港に近づくとまず目に入るのが、
赤い下地に黒ブチのまるでてんとう虫のような巨大カボチャである。
         
           巨大カボチャ

実は、直島は島全体、至る所に、このように様々な美術作品がちりばめられている。

ベネッセアートサイト直島主催「直島スタンダード2」のパンフよると
『政治や経済が存在するように、芸術も社会を構成する単位そのものになる必要があるのではないか。
つまり社会における「スタンダード」を想定することである。』と書かれており見る側も多少の緊張感を
強いられるかもしれない。しかし、それはそれで心地よいのである。
下船して町営バスに乗り込み、lまずはベネッセハウスミュージアムを訪れることとした。

       
ベネッセハウスの庭にあるオブジェ   ベネッセハウスより地中美術館を望む

ベネッセハウスは安藤忠雄設計による、非常に洗練された建物が、
自然と調和し一つの芸術作品となっている。
残念ながら内部の作品と共に、殆どの場所が撮影禁止となっており、
その素晴しさは実際に現地で確かめて頂くより他ありません。
例えば・・・・・・いえいえ言葉でお伝えするのはやはり難しい。
特に私の注目したのは薄暗い館内の、やや広い半円形の広場の中央に置かれた赤いネオンサインであった。
Live and die shit and die eat and die slep and die fuck and die あるいは
live and live shit and live eat and live ・・・・・・・・
しばらくそれに見入ってしまった。
笑う泣く、立つ座る、白と黒、触る眠る・・・生あればこそ体験する様々のありふれた言葉の羅列。
抗うことの出来ない死への対峙。
優しさとは、自らの死と向き合った時、初めて生まれるものかも知れない。
そんなことを感じさせてくれる作品です。
・・・・・・・しかし、それにしても出口が見つからない。さっきから同じ所を廻っている気がする。
考え事をしながら、出口を探せるほど器用には生まれついていないのだ。

以下、次号では地中美術館、家プロジェクト、その他レジャー施設などをご案内したいと考えています。
 
 
                   ぼんさん 記 (2007.2.4)

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投稿者:平成レンタカー [ 管理者編集 ]

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